武蔵五日市七福神_大悲願寺

大悲願寺(だいひがんじ)は、千四百年の昔、聖徳太子が全国行脚の際この地に一宇の草堂を建てたのが起源とされる。その後建久二年(1191年)に源頼朝の命により、京都醍醐寺澄秀僧正を開山として平山季重が建立した。

十五世住持・秀雄は伊達政宗の舎弟といわれ、その縁で当山を訪れた政宗は境内一面に咲く白萩に心を引かれ、後日一株所望した書簡が現存している。境内に建つ無畏閣の堂内に安置されている阿弥陀如来三尊象は国の重要文化財。毎年4月21日に御開帳される。

所在地:あきる野市横沢134番地


大黒天
狩衣に似た服を着て大黒頭巾をかぶり、左肩に大袋を背負い、右手に打ち出の小槌(こづち)を持ち、米俵の上に座る像につくる。日本では大国主神(おおくにぬしのみこと)と習合し、福徳の神として民間の信仰を集める。[出典 大辞林]